本格な入試シーズンの突入で、ラストのセンター試験や高校入試など皆さんそれぞれの立場で、スパート体制に入ってきてると思います。
来年度の大学入試制度改革に向けては、高校2年生以下の方々も、そろそろ問題傾向はどう変わるのかな!?とか、今年度はどんな準備の勉強に力を入れるべきなのかなど、様々な情報にも目を通し、学習計画を実施ている時期なのでは?
以前にも何回か書きましたが、これからの問題は、単純に、
・これは何ですか
・○○について説明しなさい
等の傾向問題が少なくなり、
例えば人の会話や資料(グラフ等)の中から
・この知識の単元を使えって言ってるな
・その流れだとこの公式を使えばいいのでは
等、出題者の意図や何を問われているかを読み取る傾向色が強くなると思います。
(つまり、頭にとりあえず詰め込む勉強や、直前に猛烈にスパートしてテストを乗り切るやり方からの脱却)
先日、小学生の生徒に全国学力調査の問題をに見せてもらいましたが、その傾向はそこにも既にでてるなと感じました。
(ちなみに、国語は満点、算数は1問間違っただけで全国上位5%以内に入っており、立派な結果でした)
又、中学生においても先日のテスト前の会話で、2次関数の変化の割合を出す問題。
少し面倒な出し方と、簡単に出す方法が大きく分けると2つあって、2~3年前までは、学校で簡単な方法を一律で指導していたようですが、今年は、ちゃんと理解してるこは子はこれでもいいよと少し変わってきてます。
生徒に聞かれたので、
「確かにそっちが簡単だけど、なぜそうなるかわかる?」
「わかりません」
文字を使って計算して結果的にそうなるまで一緒にやると、
「なるほど、だからそうなるのか~」となます。
他にも扇形の面積は、半径×弧の長さ×2分の1 ですけど、
何でその式で出るのかを説明できる子は少ないです。
ただ公式一つにしても、すべてをそんな感じでやれば少しは勉強に興味を持つ子もいるだろうなと言う思いと、そんなことしてたら時間が・・・と葛藤する自分もいますが・・。
簡単に感じる子と更に難しく感じる子
今いる高校生にも、公式とかいろいろ覚えるの多くて大変だけど、
・その公式でどんな問題が解けるのか
・その知識から言えることはどんなことがあるのか
なども言えるように勉強していこうねと話してます。
大学の2次試験は別かもしれませんが、少なくとも共通テストでは、そういく勉強をしていた場合は、難易度的には少し易しめ、従来の知識詰込み型中心では更に難しく感じるでしょう。
いわゆる知識を活用して問題に取り組むと言う事です。
超難問ばかりにこだわった学習の前に、その学習した知識、どんなふうに
活用できますか?がしっかりできるか大切です。
提携塾でも、そんな対策として思考力アップのトレーニングや、脳トレなど、一瞬遠周りな感じもしますが、学習のちょっとした合間などに取り込み
、結果読解力アップに繋がったりするケースも多く、当塾でも是非今後の参考にしたいと思ってます,。
今後これらの学習の割合を増やせるかは結構大事だなと日々感じています。