毎年この時期、高3生は学校からこれらの書類が配布され、多くのご家庭でも
さてどうしようと考えてらっしゃるご家庭も多いと思います。
希望進路は決まったけど、いざ学費諸々を調べてみると・・日本は高額ですよね。
そんな時は奨学金となるのですが、今日はそれらや周辺事情について
ほとんどの奨学金は入学後に入金される
大学の学費は、入学金・前期授業料を入学前に支払います。特に選抜型や特待入試の場合9月・10月に合否が判明し、その1~2週間後には納付が必要になるケースがほとんど。
多くの奨学金は入学後に入金されるので、高3のうちに給付可否が決定しますが、
最初の納付額は事前に準備が必要になる点に留意しないといけません。
どんな種類があるのか事前に調べる
①進路先独自のもの(ほどんどの大学で実施されています)
特待生入試(入学金・学費免除・半額など 併願OKのところも多数あります)
差額給付型(国公立の授業料でOK差額は免除)
一時給付型(補助的な意味合いのものが多いですが・・) などなど
今年もこれらの制度を上手く活用できた生徒もいました
②日本学生支援機構(JASSO)の制度(採用決定後、辞退もできます)
給付型(家計の年収制限あり)
貸与型(約2.4人に1人利用しています)
毎年この時期に書類配布が行われ、年末ごろには可否が決定します。
(タイミングは学校によって若干違うケースもあります)
該当するかに目安となる便利なシュミレーション (生徒用・保護者用有ります)
③高等教育の修学支援制度
高等教育の修学支援新制度:文部科学省 (mext.go.jp)
②の給付型に該当した場合、その支援割合に応じ、国公立・私立の平均額
(入学金・授業料)をMAXとして給付。
例えばこれに該当して、進路先の費用が国公立・私立問わず平均額の場合は
実質的に費用はゼロとなります
入学前費用の準備について(優先順位)
事前に自己準備→併用で奨学金申し込み→国の教育ローン→ろうきん→民間金融機関
の順に検討という流れになると思います
2022年度入試私大志願者増
定員厳格化の影響を受けて数年前今後どうなるのかなと思っていましたが、今年は
それでも前年より増える傾向のいろんな記事を最近目にします。
志願者(延べで計算)・実志願者(併願を除いて計算)ともに毎年受験者数が上位の
明治・法政・早稲田・日本・東洋・近畿・立命館 等の大学でも、増加傾向のようで
す。(多いところは延べで10万人、実志願で5万人を超えています)
また私見ですが、いろんな書籍を見ていると文系より理系志願者の方が増えてるような気もします
これらの要因も重なって今後数年は奨学金を検討するご家庭も増えるのではないかと
思います。
高3生だけでなく、2年生も希望進路先が決まったら、お金のことに関してもご家族でしっかり話し合ってくださいね。
保護者様のご負担を考えると大変なのは十分承知していますが、そういう制度知らなかったから、希望進路を変えてしまったということにならないようにして欲しいと思います。