毎年この時期あたりから、「記述問題はどうやったらできるようになりますか?」
(特に理科社会)と聞かれることがあります。
石川模試を受検したり、実力テストの問題が難しくなったり、過去問にも触れたり
等の影響だと思います。
「この問題集やったらいいと思うよ」ももちろん言いますが、「丸暗記だけで
終わってるところ多いんじゃないの?」「あるいは、その覚えたことの意味や、なぜそうなったのか、そうなるのかを口でもいいから説明できるよう意識(チェック)して、次の見直しをすればいいと思うよ!」
多くの場合こんな感じで返しています。確かに石川県の問題は記述が多く配点も高いので、記述が苦手な場合は対策が必要となります。
例えば、歴史の問題で「豊臣秀吉の全国統一は何年?」的な問題だと正答率は90%は行くと思いますが、
「全国統一を完成させるうえで、直接武力を用いたほかに、どのようにして大名を
従わせましたか?朝廷から関白の地位を与えられたことを踏まえて説明しなさい」
となると正答率はどうでしょう?
回答例としては、「朝廷の権威を利用して従わせたと」なると思いますが、正答率は何と十分の1の9%になってしまします。それほど難しい問題ではないと思いますが・・・。
ですが、こうところで、激戦校や上位校では差がつくのだと思います。
冒頭のこの質問が出ると言うことは、基礎学習が終了している状況の証でもあるので、質問を受けると、内心では「次の段階に来たな」とも感じています。