今日は人間の記憶力について少し述べたいと思います。誰しも思うことですが、1度学習したら全てOKであればこんなに楽なことはないですよね。
人の記憶についてご存知の方も多いと思いますが、「忘却曲線」という言葉があります。個人差はあるにせよ、人は記憶した内容は約1週間で7割ほど忘れてしまうのが普通です。
当然2回目3回目はその曲線は上昇しますので普段の復習が最も重要となりますが、その記憶の仕方についても極力工夫を加えることで、よりその知識が定着することも学習、ビジネスの様々な分野で立証されています。
私見も含めですが、一般的により記憶に残る状況は以下順に
・直接聞く
・身振り、視覚を交える(スクリーン、PC画面など)
・自分で書いてまとめる
ではないでしょうか?
(当塾の授業もその点を意識してカリキュラムを作成しています)
そのなかで今日の表題のインプット・アウトプットですが、代表的なものとして
<インプット>
授業をうける。(視覚、手書き黒板{当塾の場合私たちのメモ書き}を通して説明を受ける)
自ら調べて確認する(解説等をじっくり読む)
<アウトプット>
実際に問題を解いてみる(演習やテスト)
人に説明する(教える)
がありますよね。特に「人に説明する」に関してはより記憶として定着する確率が高いと思います。
(先日、提携塾の個人指導塾拓杜の谷加先生のブログでも、理論的な独自のマップを作成し指導されてることが述べてありましたのでご興味のある方はそちらも是非ご参考に!)
毎年、この時期以降一定のレベルに達した生徒には、このアウトプットの方法・そのレベルについても、それを意識した授業展開を心掛け、ギリギリまで成長するため、単なる知識の暗記で終わらないようできるだけ多くの科目・単元についてバランス良く取り組んで行こうと思います。
保護者の方々おかれましても、親子コミュニケーションの一環として、「これってどういうこと?説明して!」などと持ち掛け、その説明でお子様の成長の一部を感じ取ったりする時間を持つこともお勧めします。そして良いところはしっかり褒めて引き続きラストスパートの支えになっていただければと思います。