今週末は英検の2次試験があります。桜鳴塾でも、今回受検者数は少ないですが、大まかな流れや、希望者には面接の練習を実施しました。
結果はあまり心配してませんが、この「英検」中学生の間にどこまで取り組むべきか、2020年の入試改革を踏まえると考えさせられることが正直あります。
現状、小学生には早期の取得(5級~)で中学に入ってよいスタートを切る。そして3級までは早期に取得することを、受検希望者には推進しています。
(そのパターンで行くと英語が得意教科になります)
中3以下で準2級以上に取り組む場合
今、2020年入試改革を踏まえてと言いましたが、
・準2級以上は高校の範囲になる
(高校入試には出ないのと、文法的にも中学範囲との混乱をきたす恐れも生徒によってはありうる。例えば中3までは現在完了形で、仮定法とかを更にインプットするのはどうなのかなと思う自分もいます。目線が低いと思う方も当然いらっしゃると思いますが 笑)
・今の中学生の多くは大学入試時に、民間テストの結果(英検・TEAP等)を提出して入試を実施する
・提出のスコアが認められるのは多くの大学で直近1年以内が多い
・取得推進はいいことだと思うが、1番優先すべきは、第一志望校合格(5科目トータル)
などもあり、3級合格後については、これらを確認していただき、本人・ご家庭のご判断にお任せしています。
とはいえ、2020年入試改革に向けた新しい動き、取り組みあらゆるところでどんどん進んでいます。
公立高校入試で英検加算を実施する県も
例えば、お隣福井県では、英検3級で5点、準2級で10点加算されるようになりました。高倍率の高校受験やボーダーぎりぎりの受験生徒にとっては、とても大きなことですよね。石川県も今後どんな変化があるか予想できません。
取得の目的をしっかり考えることが大事
英検取得の目的は受験に少しでも有利になればと受検する生徒が多いのですが、国が目指す英語力向上の主旨や、今後の様々な取り組み、変化などにも着目しつつ、英検受験についても一人一人状況を確認しながら推進して行こうと考えてます。