大半の予想通り、表記の内容が決まりそうです。既に学習内容を計画的に決めてる生徒にとっては、「やっぱりな」という感じですが、まだ本格的に受験勉強を始めてない生徒にとっては、「ころころ変わって一体どんな対策が有効なのか?」と困惑するケースもあるのでは?
そんな現状を受けて主要3科目(英数国)についての私見を少し
先日の教育出版業者の展示会でも、まだまだ様子見のところが多く、思い切って対策問題集をどんどん販売とはいかないような話をする業者も多かったです。
国語
選択肢1問あたりの配点はやはり高く、特に、模試内容によって結果の変動が激しい場合は、
・読解力アップのトレーニング
・出題者の意図に引っかからないよう、基本的な選択問題の取り組
み手法のチェック、見直し
(今の解き方、他の解き方を吟味してみる)
・基礎得点問題(現代文、漢文の漢字的な問題)の完全習得 等
英語
・文法基礎を早めに収束して、長文読解対策へ
(おそらく、発音・アクセント強弱、並び替え、文法熟語4択は
なくなるでしょう)
・但し、私立(独自試験)も受験予定の場合、その大学出題傾向との兼ね合いも当然あるので、そこは早めの受験予定校、受験方式を決めることが、後々良かったとなるのではないでしょうか。
・なので、長文(文だけでなく、資料、グラフなど入ったものも含めて)練習の中で
文法・熟語力不足による、誤解釈や、内容相違などのミスを少なくする学習がポ
イントとなるでしょう。
・リスニングが苦手な場合は、配点も大幅に増えるので、早めの苦手意識をなくす練習も必要かな
数学
・記述はないと言っても、結局問題を解いて、その中から選択肢を選ぶ流れは変わりないですね。
・昔のような単純に、「これを解きなさい」から、いわゆる会話系の中から問題が始まったり、「出題者はどこの知識を使って解けと言ってるのかな」などの内容によりシフトすると考えられるので、
・例えば一つ一つの公式の意味(場合によってはなぜその公式が成り立つのか)、それを使うとどんなことが解決できるのかなど、基本的な内容の理解を一つ一つ積み上げる学習が必要だと思います。
・ただ単純に公式を暗記して、完璧に覚えたとしても、問題を読んで、使いこなせないと共通テストレベルでもちょっと厳しいかなと思います。
特に現高2はあと1年の話なので、内心は、度重なる変更・延期に困惑を感じる生徒も
多いと思います。
先のことに絶対はありませんが、今回の延期を少し前向きにとらえれば、
「これで、どんな共通テストになるかだんだんイメージが湧いてきた」
と捉えることもできますよね。
これらは受験勉強だけではないですが、個々の状況に応じ、段階的に進めていくものです。
今置かれてる状況もそれぞれだと思いますが、より優先度の高いところから頑張って取り組んでくださいね。