先日ある雑誌を読んでいると、「日本のパーソナルファイナンス教育」についての記事がありました。国際的には「金融教育」とも言われています。
欧米と比較すると日本はまだ遅れていますが、最近国も力を入れ始めているようです。
今日はそのテーマについて少し述べたいと思います。
国(担当は金融庁)が示した目標(中高生)
中学生 将来の自立に向けた基本的な力を養う時期
家計の収入・支出について理解を深め学校活動等を通じて
収支管理を実践する
高校生 社会人として自立するためのの基礎的な能力を養う時期
自分のために支払われている費用を知り、家計全体を意識しながら
よりよい選択・意思決定ができる
※金融経済教育推進会議「金融リテラシーマップ」から一部抜粋
現に、これらを推進するために、近年小学校から大学まで学校でも授業の一部で
実施されるケースが増えてきています
2020年教育改革とも通ずる部分もあるのでは?
次回改革で、「共通テスト」はこう変わる!とか様々な情報が出始めてきてます。
例えば、国語にリスニング(日常会話)があり、そこから設問に答えるや、
数学でも、資料(社会人なら会社でもよく見るレベルのもの)を読み取ってそこから
解いていく・・・
国が強化を目指す、「思考力・判断力・表現力」についてはこれらの教育を受ける機会も増えて、自分の近い将来(学費がどれくらいで、実際の生活をどうやりくりすることや、その先の就職でどのくらい収入が得られるか等)をイメージする経験も、一つの
訓練学習に通じるのではと個人的には考えています。
私もFP(ファイナンシャルプランナー)としての立場もあるので、そのような機会が少しでも増えることを望みますし、保護者の皆様との教育相談でも情報提供「例えばスカラシップ(奨学金)制度」等もしていければと思います。
ちょっと聞きなれない内容だったと思いますが、皆さんも、「パーソナルファイナンス教育」という言葉を耳にする日もそう遠くないかもしれません。