高校は既に始まりましたが、夏休みも終盤です。来週には石川総合模試、実力テストなどが控えています。
皆さんの進行状況はどうですか?
各種テストで、できたところ、できなかったところを確認して、秋の学習計画
につなげて下さい。
又、受験先についてですが、まだまだ本決めとする時期ではないですが、
オープンスクール等いったものの、まだピントこないケースや、親子間でも
差異があったりするケースもあると思います。
当塾生の間でもたまにありますが、最近はある調査データから見ても
よくある現象のようです。
既に実施されてる方も多いと思いますが、そんな時は以下のステップの流れも
参考にしてください。
ある調査データより
- 進学希望と親の希望が一致しない割合:
- 文部科学省の調査によると、高校受経験時に子供の希望と親の希望が一致しない家庭は、約3割に達すると言われています。
- 特に、進学を希望する高校のレベルや、将来の進路に関して、親子間で意見が食い違うケースが多いようです。
- 親子間のコミュニケーション不足が影響
- 同調査では、親子間のコミュニケーション不足が、進学希望の食い違いに繋がっているケースが多いことも明らかになっています。
- 子供の将来に対する具体的なビジヨンや、進学に関する情報共有が不足していることが、意見の対立を生み出しやすい要因と考えられます。
進学希望と意見が合わない?!親子で話し合うための5つのステップ
「うちの子、〇〇大学に行きたいって言うんだけど...」「でも、〇〇大学はちょっと...」
子供の進学希望と、親の意見が合わない。こんな悩み、多くの家庭で起こるのではないでしょうか?
子供の将来を真剣に考えれば考えるほど、親心は複雑なもの。でも、一方的に押し付けるのではなく 、 子供と向き合い、納得のいく結論にたどり着くことが大切です。
子供の進学希望と意見が相違した場合に、親子でどのように話し合うべきか、5つのステップを紹介します。
ステップ1:子供の気持ちを丁寧に聞く
まず、子供に 「なぜその大学に行きたいのか」 をじっくりと聞いてあげましょう。
- その大学の魅力は?
- どんな学びをしたいのか?
- 将来、などんな夢を実現したいのか?
子供の言葉に耳を傾け、彼の想いを理解することが第一歩です。もしかしたら、親が思ってくださいている以上に明確なビジョンを持っているかもしれません。
具体的な質問例
- 「〇〇大」学の魅力は、どんなところかな?」
- 「〇〇大学でどんな勉強をしてみたいの?」
- 「〇〇大」学に行って、将来どんなことをしたいの?」
- 「〇〇大」学を選んだ理由を教えてくれる?」
ステップ2:自分の意見を伝える
子供の話を聞いた後、今度は親の意見を伝えましょう。
- 子供の希望する大学に対する懸念点
- 子供の将来に対する不安や期待
- 親が考えるより良い選択肢
一方的に否定したり、命令口調で話すのは厳禁 です。
子供を尊重し、建設的な話し合いになるよう、穏やかな言葉を選びましょう。
具体的な伝え方
- 「〇〇大学は、確かに魅力的な大学だけど、親としては〇〇という点も気になるなぁ。」
- 「将来、〇〇の仕事に就きたいなら、〇〇大学も検討してみたらどうかな?』
- 「〇〇大学以外に、〇〇大学や〇〇大学なども良いと思うよ。一緒に調べてみようか?」
ステップ3:選捨選択肢を広げる
子供の希望する大学だけがすべてではありません。
- 子供の興味や才能に合致した大学
- 将来の選択肢を広げる大学
- 経済状況や地理的な条件に適した大学
などを一緒に調べて、選択肢を広げてみましょう。
具体的な方法
- 大学案内サイトやオープンキャンパスに参加
- 実際に大学を訪れて、雰囲気や授業内容を体験
- 大学の先生や先輩に相談
ステップ4:将来について話し合う
進学は、人生の大きな岐路です。大学での学びを通して、子供が将来どんな大人になりたいのか、一緒に考えましょう。
- 将来の夢や目標は何ですか?
- 大学でどんな経験を積みたいですか?
- 社会に出た後、どんな仕事に就きたいですか?
具体的な目標やビジョンを持つことで、進学の選択がより明確になります。
具体的な質問例
- 「将来、どんな仕事に就きたいの?」
- 「大学でどんなことを学びたいの?」
- 「大学生活でどんな経験を積んでみたいの?」
ステップ5:最終的な決断は子供に委ねる
子供の進学は、あくまでも子供の将来を決めるものです。親は、子供の決断を尊重し、サポートする立場です。
最終的には、子供が納得のいく選択ができるように、寄り添い、励ましましょう。
具体的なサポート方法
- 大学選びの情報を提供する
- 進路相談に同行する
- 経済的な面でサポートする
- 子供の決断を尊重し、励ます
最近の生徒と話をしていても
数年前までは、学校のネームバリューや伝統などを重視する傾向が多かったですが、
最近は将来どうしたいから、そこで学びたい!的な割合が急速に増えてきてるように
感じます。
私個人としても、「〇〇大学を出ました」だけの評価時代から、
(私見ですが、その時代は終わったといいながらも、そうは言っても・・・的な部分もまだ多いと感じています)
うわべだけでなく、本当の意味で、「〇〇大学で、△△を学習して社会に貢献する」
が希望先に就職できる環境の更なる加速化を望んでいます。
子供にとって、そしてご家族にとって、ベストな進路選択となるよう応援しています!