志望校は決まったけど、そこでやりたいこと、学びたいことは当然ですが、それにはいくら掛かるのかについてもある程度は調べたほうがいいと思います。
子供はお金の心配はしないで志望校に向けて頑張ればいいというご家庭もあるかもしれませんが、高校・大学は義務教育ではないので、そこについてもしっかりとご両親と話してくださいね。
大部分はしっかり志望校を決めていますが、まれに生徒から
「本当は私立の○○高校に行きたいが、親は公立と言ってるので、なかなか言えない」
とか、
「お金がかかるから、とりあえず公立であればどこでもいい」
的なことを聞くことがたまにあります。
そんなときは、自分の希望とその理由をしっかりまとめて、しっかり話し合ってきてねと伝えています。あまり調べてない場合は、生徒と検討先のHPを一緒に見たり、その後の進路にどんな可能性があるかなど必要に応じ話したりもします。
進学費用については当然そのご家庭の方針があるので、どうのこうの言うことではないですが、
「なぜそこに行きたいか」
「それにはこれくらいかかるが応援してもらえるか」
をしっかり話し合うことはとても大切です。
「なんとなくここにするわ」と言われるより、「こういう理由でここに行きたいそれにはこのくらいかかる」と言われる方が、より叶えてあげたいと思うのが親の心情だと思います。
例えば、最近は、大学でも独自の奨学金を設定してるところは8割近くあります。高校生ともなればスマホでそこまで確認して親に相談してほしいと思います。
別に高3になってからでなく、志望大学を検討の段階でもやってほしいです。
そうやってどんどんいろんなことを調べたりすることが成長につながるものだと思います。
参考までに、国も高等教育(大学等)での給付型の奨学制度充実に近年力を入れてます。(5月10日に高等教育無償化の法案が国会にて可決されました。)
2020年4月入学より正式採用で、これまで通り
成績基準(評定3.5以上)
収入基準(従来より少し緩和されます 3段階に分かれてます)
資産基準(新設)
がありますが、
・これまでの給付型(定額支給)+授業料等減免制度(私立大学もOK)の創設
・学校ごと推薦枠の撤廃
・既に大学に入学しててもOK 等
等文科省のHPを少し調べると様々な取り組みも増えてます。
(詳細の更新は5月下旬の予定らしい)
特に私大は近年の定員厳格化の影響で、軒並みランクが上昇してますし、日本の大学授業料は、先進国の中でもかなり高い方(3番目くらい)に位置付けされてます。
進学費用・進学理由・そして保護者の応援これらをよりしっかり話し合うことで、目標に対するこだわりも強くなると思うので、まだその辺調べてない場合は是非参考にしてください!