最近、今度の入試改革制度に関連する内容や、取り扱い決定に関する記事が、スタートに向けて増してきてます。
最近の詳細については今日は触れませんが、その多くの内容を目にしても、
「で、結局どうすればいいの?」
「で、そこに関しては結論はまだ決まってないってことだよね」
的な内容も多く
「じゃー今の取り組みは何をするのがベスト!?」
と、項目によっては考えてしまうことも正直あります。
(まあ物事が決まって行く過程の話なので当然と言えば当然ですけどね)
これに限らず、何か判断に迷ったりすることは皆さんもよくあると思いますが、
今の時代背景からか、少し耳にするようになった「納得解」について。
「絶対解」「納得解」って!?
今回、国が強化を目指す教育改革の一つに「思考力・判断力・表現力」がありますが、その典型例の一つとして、
「納得解」つまり正解のない課題を、他人の考え方を否定せず・知識を取り込み解決案を導き出す能力(諸説あり)が今後増々求められる時代になってくるでしょう。
例ですが、
「ひたすら勉強して偏差値の高い高校、大学を卒業して一流会社に就職する」
大昔は、これが絶対解(それが正解のすべて)と考える割合がとても多かったと思いますが、今は納得解でと考える割合の方が多いのではと思ってます。
誤解のないように言いますが、それ自体を単純に否定してるのではなく、唯一の正解(絶対解)ではなく、納得解を持って進めば素晴らしい事という意味です。
近年こんな問題も出題されてます
例えば、近年の入試問題ですら、その傾向が既にでてます。
「あなたが祝日を制定するとすればいつで、その理由を述べよ」
「地球の自転の向きが逆だった場合、地球に与える影響を述べよ」 など
正解はもちろんありません。(絶対的なものは無し)
そのうち
先ほどの「ひたすら勉強して・・・」は今のあなたにとって正しい選択ですか?
なんて問題も主題されたりして 笑
もしこれらの問題が出されたら、読み手(他人)がなるほどなと納得させられる内容であれば高得点がGETできると思います。(回答のYES,NOどちらの場合でも)
この正解のない課題は何も勉強だけに限ったことではありません。
この仕事を通じても過去様々な悩みに接する機会がありました。
生徒からは
・どこを受験すればいいのか・・・
・どんな勉強したらいいかわかりません
・親が希望する進学先と合致しない
保護者の方からは
・ゲームばっかりです
・家でほとんど勉強しないんです
・00高校は学校に難しいと言われたんですけど、やっぱりそうですかね?
(もちろん、みんながみんなこんな感じではないですからね、一部です、一部)
その対策には絶対解的な対応(そんなの答えは決まってるでしょ!)でとお考えの方もいらっしゃると思いますが、 私は、こういう内容こそ納得解を本人が得られる対応が必要と思います。
ご縁のあった生徒には、今勉強する事に対し、自分と向き合ってもらい、その生徒なりの納得解を持って取り組めるよう努めていきたいと思います。
ちなみにこの私もまだまだ日々納得解を模索してる最中です。